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5.どんな治療があるの? 〜体外受精などの高度生殖医療について〜

VEAUTYの皆様、こんにちは。
前回は不妊検査と体外受精などの高度生殖医療をのぞく一般不妊治療についてご説明いたいました。
今回は、体外受精を中心とした高度生殖医療についてご説明いたします。

体外受精の方法

簡単にいうと3つのステップに分けることができます。

Step1卵子を採取して、体外にとりだし
Step2体外で受精をさせ
Step3受精卵を子宮内に移植する

普通、受精は卵管の中で起こります。

こんな場合は?

・卵管が詰まっている
・癒着している

→

体外受精では…
卵管を「バイパス」するため妊娠することが可能。

・パートナーの精子が少ない場合は?
(自然状態や人工授精で、「受精の場」である卵管に受精するのに十分な精子が到達せず受精が起こらないことが考えられます。)

→

体外受精では…
後述する「顕微受精」という方法で受精をさせることが可能。

このようなメリットがあるため、以下の場合は体外受精の対象となります。
●極端に精子が少ない場合
●両側卵管が閉塞している場合
●原因不明不妊で一般不妊治療、人工授精では妊娠しにくいと判定される場合
(通常人工授精を5回から6回受けて妊娠が成立しない場合)

体外受精の説明

体外受精のステップをそれぞれに分けて解説していきます。

Step1 卵子を体外に採取して、体外に取り出す

■自然状態では
卵子は排卵まで卵巣の中の卵胞で成熟し、排卵直前に受精可能な状態となり卵胞から飛び出します。卵胞は排卵直前に約2cmの大きさになります。

自然状態の卵子

■体外受精では
細い針を用いて排卵直前の卵胞から卵子を吸い出し、試験管に採取します。
卵子が排卵してしまえば、卵子を採取できないため、卵胞の成熟状態を超音波やホルモン検査を用いて予測していきます。
薬を用いない自然周期で卵胞成熟を待つ場合もありますが、排卵誘発の注射や内服を用いる場合もあります。(※状態、あるいは施設の方針により誘発の方法は異なります。)

卵胞の発育から排卵まで

卵胞が十分成熟した状態と判断された場合、排卵を促す、つまり卵子が卵巣を飛び出る刺激となる注射や鼻からのスプレーを使用します。
そして、卵子が卵胞を飛び出す直前に採卵(卵子を卵巣より採取すること)を行います。
採卵は、経膣超音波(膣からの超音波)で2cmぐらいの大きさになった卵を観察しながら、細い針を膣壁より刺していき、卵胞に到達させます。
この針は注射用の針を長くしたものと考えてください。針の中が中空構造になっていて、卵子をこの針から吸引します。
「針で卵巣を刺す」のですごく痛い様な気がしますが、実際は細い針を用いたり、麻酔をかけてしまうので、そんなに痛くありません。
また、針を刺した後の出血は自然に止まります。

Step2 体外での受精

■精子にあまり問題がない場合/受精障害がない場合
処理をかけた精子を卵子の入った培養液に入れ受精させます。
卵子に受精する精子は一匹だけですが、顆粒膜(卵子を囲んでいる細胞)を溶かして卵子に到達するためには、卵子一個あたり5万匹から10万匹の精子が必要となります。

■十分な精子が集まらない場合/前回の体外受精で受精が起こらなかった受精障害の場合
「顕微授精」と呼ばれる方法を用います。

顕微授精とは

1顆粒膜細胞をヒアルロニダーゼと呼ばれる酵素で溶かして卵子を裸にし、細いガラスでできた
      ピペットで固定します。
21匹の精子を先のとがった精子注入用ピペットに吸い上げます。
3その後ピペットに固定している卵子に精子注入用ピペットを刺して精子を卵子内に注入します。

1.卵子を固定し、右のピペットに精子を吸い込みます。 2.精子を吸い込んだピペットを卵子に突き刺します。 3.卵子に精子を注入します。 4.ピペットを抜きます。

※これらの操作は顕微鏡下で、非常に細かい操作が可能なマイクロマニピュレーターと呼ばれる機械を用いて行います。

こうして受精させた受精卵は、状態に応じて2日から5日間、インキュベーターと呼ばれる、温度、酸素濃度、湿度を調節した機械にいれて培養します。
培養後の受精卵は「胚(はい)細胞」あるいは「胚」と呼ばれます。
受精卵は受精直後は一つの細胞ですが、受精後48時間後には4細胞、となり、3日後には8細胞以上の状態になっています。
培養5日目には「胚盤胞」と呼ばれる状態になっています。
胚が多すぎる場合や子宮内膜の状態が良くない場合、培養した胚を凍結する場合があります。

受精→受精後24時間(2細胞胚)→受精後48時間(4細胞胚)→受精3日目(8細胞胚)→受精5日目(胚盤胞)

Step3 胚移植

Step1の採卵に引き続いて、培養した胚を戻す場合と凍結した胚を融解(溶かして)移植する2つの方法があります。
移植用カテーテルと呼ばれる専用のカテーテルを用いて培養した胚細胞を吸引し、子宮内にそっと移植します。移植後約2週間で妊娠の判定を行います。
このとき戻す胚の数が多くなると双子や三つ子の可能性がたかくなるため、戻す胚の数を制限しています。
以上が簡単にみた体外受精胚移植の概要です。

体外受精の概要

近年この分野は大きな進歩をとげ、従来では妊娠できなかったカップルも妊娠できるようになってきています。
しかし、この方法で100%確実に妊娠できるわけではありません。
胚移植一回あたりの妊娠率は年齢にもよりますが、ざっといって約20から30%の間にとどまっています。なお、この数字はあくまでも一回あたりの数字なので、4回5回と回数を重ねることにより、60%から70%の妊娠率が見込めるという報告もあります。

最終回の高度生殖医療についてですが、難しかったでしょうか?
ある程度は理解しにくい部分があってもおかしくないと思います。
産婦人科医であっても、生殖医療専門の医師でなければ知らないことも多いからです。
もし、あなたが上記の高度生殖医療の対象となり、体外受精をうけるかどうか迷っている場合は、ぜひ信頼のできる専門の施設でご相談されることを強くお勧めいたします。

これまでの5回の連載がVEAUTYの読者皆様の妊娠の役に立ち、ひとりでも多くの読者が元気な赤ちゃんを産む日がくることを願ってやみません。それでは皆様、またお目にかかりましょう。

中村嘉宏先生 北摂総合病院 産婦人科医長
中村 嘉宏先生

平成6年大阪市立大学卒業。医学博士。
大阪市立大学附属病院、住友病院勤務を経て
平成18年より北摂総合病院産婦人科医長。
大阪医科大学非常勤講師、愛媛大学非常勤講師。
生殖医療指導医。日本産婦人科学会認定医
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